契約・お金など…引越しにまつわるトラブル集!
不動産会社との間でトラブルになってしまったらどのように対処したらいいのでしょうか?
不動産のプロを相手に自分ができることとは・・・?
何も知識がないまま進めると不動産会社の言われるがままにことが進んでしまい、後々後悔することにもなるかもしれません。
こんな時はどうしたらいいの?そんな引越し・お部屋探しの段階や賃貸借契約時に起こり得るトラブルを集めてみました。
新築物件だからと室内を見せてくれない
賃貸の新築物件はモデルルームがない場合が多いです。それでも完成の4ヶ月前くらいから入居者を募集しそのまま完成を見ないまま契約まで進められます。
しかし実際に室内を見てみないとなかなか契約もしづらいですよね。
アドバイス
どうしても完成前に契約しないといけないといった場合には、イメージと違う場合はキャンセルができるかどうか確認するようにしましょう。
ネットの掲載情報と違った
お部屋探しはまずネットで始める人が多いと思います。
ネットで良い条件のお部屋を見つけたけど、実際は記載してあった設備が整っていなかったり、金額までも違ったということもあります。
さらにはお目当ての物件ではない物件をいきなり紹介されて、見たい物件の情報を見せてくれなかったりすることもあります。
アドバイス
ネットに掲載されている物件はいろんな人の目にもとまる注目物件です。
不動産会社の店舗に行った時にはもう売れていたという場合もあるようです。
その場合はその物件条件に似た物件を紹介することは当然あるのですが、そのスタッフの対応などを見極めたほうがいいです。
信頼関係が築けなさそうな不動産会社ならばすぐにやめて他の会社をあたってみましょう。
保証人がいるのに保証会社を利用するように勧められた
いよいよ部屋が決まり、契約!というときに連帯保証人がいるのに保証会社を利用するように勧めてくる場合があります。
アドバイス
物件やその不動産会社によっては保証会社を利用することが賃貸借契約の条件として決まっている事があります。その部屋にどうしても住みたい場合はその条件をのまないといけません。
申込金を払いたくない
入居申し込みは申込時に申込金が必要だと言われるとこがありますが、必ずしも払う必要はあるのでしょうか。
アドバイス
申込金は申し込みの証拠としての預かり金の性質を持ちます。支払う義務はありませんが、支払っても必ず返還されます。
しかし、不動産会社によっては返還しないとしているところもありトラブルが発生しているのも事実です。
このようなトラブルを回避するためにも申込金は支払わない方がいいでしょう。
どうしても支払わないといけないと言われた場合は、預り証を発行してもらい、いつまで預けるのか、いつ返還されるのかを明記してもらいましょう。
申し込み後はキャンセルできないと言われた
入居の申し込みをしたもののやむを得なくキャンセルしないといけないときはキャンセルを受け付けてくれるのでしょうか?審査が終了しているからキャンセルはできないと言われる場合があります。
アドバイス
申し込みの段階であればまだ契約をしているわけではないのでキャンセルは可能です。キャンセルを申し出る際は証拠が残るように文書で出したほうがいいです。
それでもキャンセルを受け付けてくれない場合はその不動産会社の本社が所在する自治体の窓口に問い合わせてみましょう。行政機関には宅地建物取引業者を管轄する窓口があり住民からの相談を受け付けています。
契約日前に敷金・礼金などの費用を払うように言われた
契約時には敷金・礼金・仲介手数料・家賃の前払い分・火災保険料などを支払わなくてはいけません。しかしこれらを合計すると多額になります。
この多額の金額を契約する前に支払うように言われた場合は支払うべきなのでしょうか?
アドバイス
これらの金額は契約書の契約条項に従って必要となる金額になります。契約時には支払いが必要ですが、契約前に支払う必要はありません。
契約後、引っ越す前に契約解除した場合、契約費用は戻ってくる?
契約後、引っ越す前に契約を解除しなくてはいけなくなった場合、不動産会社から契約時に支払った契約費用は払い戻すことはできないと言われた…。
アドバイス
契約は済んでいるので、基本的に契約費用が戻ってくることはありません。しかし敷金については戻る可能性が高いです。と言うのも、そもそも敷金は借主が退去後のお部屋を修繕する費用に充てられたり、借主が家賃を滞納した場合の損害賠償金として貸主に預けられるものだからです。敷金の性質上、まだ住んでいない場合は必要のないお金となるので」返還されるべきです。