引越し費用いくら必要?予算、相場、まる分りガイド
初めて引越しする方も、何度か引越しをしてきた方にとっても、住む場所を変えるという一大イベント「引越し」。
その引越しには当然かなりの費用がかかるのですが、実際どれくらい予算を組めばいいのでしょうか?
どこに住むか、いつ引越すかなどいろんな条件によって算出されるものですが、ここでは一般的な予算・相場を紹介していきたいと思います。
引越しにかかるお金リスト
引越ししたい!と思っても物件の退去に伴う費用、敷金・礼金などかかる費用は多岐に渡ります。
ここを把握するのがまず面倒になってしまうところであります。
端的にかかるお金をリスト化して分りやすく説明します。
物件の退去
- 敷金を超える修繕費用
- ハウスクリーニング代
- 解約違約金
敷金がかからない物件などは要注意です。借主の過失によって部屋の一部が破損した場合などは自分で修繕しないといけません。
賃貸契約でハウスクリーニングが借主負担になっている場合は敷金から差し引きされます。契約書に借主負担の件が書いてない場合は負担する義務はありません。
一般的に2年間の賃貸契約期間を満了せずに解約する場合、家賃1ヶ月分の違約金の支払いが必要とされる場合が多いです。
賃貸契約
- 前家賃(家賃+管理費/共益費)
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 火災保険料
- カギの交換料金
- 保証会社費用(必要の場合)
一般的に1ヶ月分の家賃が前家賃となります。前家賃を支払った月の家賃は支払う必要がありません。
管理費/共益費は家賃の5~10%程度が目安とされています。
敷金は退去時に元の状態に回復させるための費用として支払いをするものです。
余った金額は返還されます。一般的に家賃の1~2ヶ月分が目安です。
礼金は名前のとおり、貸主へのお礼のお金です。一般的に家賃の1~2ヶ月分が目安とされていますが、地域性によって異なることもあります。
関西では敷金が礼金分も含んでおり、そこから退去時に家賃の数か月分を引く場合もあるため、関西では礼金がないかわりに敷金が家賃の5~10ヶ月分と高額になります。
不動産会社に支払う手数料です。法律で家賃の1ヶ月分と定められているため、1ヶ月分以上になることはありません。
たまに家賃の半額を仲介手数料とする不動産会社もありますが、その場合は半額分を貸主が負担している場合が多いです。
入居時、更新時に必ず支払います。一般的に1年契約で1~2万円程度が目安です。
貸主が負担してくれる場合もあります。一般的には1~2万円程度が目安です。
賃貸契約に必要な保証人を保証会社にお願いする場合に支払うお金です。一般的に家賃の半額~1ヶ月分が目安です。
引越し作業
- 引越し費用
- 不要なものの処分費用
- 梱包資材費用
- オプションサービス代
引越し業者を利用する場合に支払います。この金額は引越す時期や距離、荷物の量などいろんな条件で変動します。ほどんどの場合は複数の業者に相見積もりをとってかかる金額を比較してから決めます。
単身の場合は特に荷物少なめにぴったりの「赤帽」や100円で引越しができる「100円引越しセンター」を利用するなどお得に引越しができます。
可燃ゴミや不燃ゴミはお金がかかってもゴミ袋代暗いですが、大きな粗大ゴミは別途お金がかかります。まだ使えるものはリサイクルショップに売るのも手です。
ダンボールやガムテープやクッション代わりのプチプチなどが必要です。
ダンボールはスーパーなどで無料でもらうこともできますが、保管環境が悪く、虫がいたりカビが生えていたりする場合があるので、新しいのを買うのをおススメします。
よく例にだされるのがピアノの運搬や自動車の運送です。これらは別途オプション料金がかかります。
その他
- 新しい家具や家電、電気やガスコンロ
- 住所変更手続き費用
電気やガスコンロがついていない場合は買う必要があります。家具家電はサイズ等あれば今まで使っていたものを持ち込んでもいいですが、カーテンは窓のサイズがどうしても異なるので流用するのは難しいです。
わずかですが手数料がかかります。
これらのお金が全て該当するわけではありません。
敷金・礼金0円としている不動産会社もあったり家具がついている物件だってあります。
また、単身なのか、同棲なのか、家族なのかなど家族構成によっても運ぶ荷物の量はそもそもの住む物件の間取りが異なるため家賃がかなり変ってきます。
ここに挙げただけでもかなりの費用が必要なことが分ったと思います。
一般的に引越しには家賃の5~6倍の費用がかかるとも言われています。
しかし、賢く情報収集したり、不動産会社選びから引越し業者選びなど計画的に進めることで安く抑えることもできるのです。